IM(インスタントメッセンジャー)のアクティブユーザーは6.4億人、QQ空間のユーザー数は約4.6億人、マイクロブログユーザーは1.6億人、テンセントサービスのユーザー数はどれも破格の数値です。
莫大なユーザーを抱えているため、テンセントユーザーを巻き込むことができれば、中国向けプロモーションの勝算も格段に上がるはずです。しかし、オフィシャル広告の値段はとても高額です。どちらかというとこれまでの「テンセント王国」は閉ざされた世界でした。
昨年末から、事情がすこしずつ変わってきました。テンセントはオープン戦略に転向していて、QQ登録やテンセントマイクロブログなどを次々とオープン化しました。
テンセントqq登録&api公開(china-webby記事)
テンセントマイクロブログオープンソースiWeibo(中国語配布サイト)
結論としては第三者サイトにテンセントマイクロブログをベースにしたコミュニティーサイト・キャンペーンサイトが簡単に作れるようになりました。テンセントからもユーザーを呼びやすくなりました。
応用例:
上記は第三者サイトがiWeiboを利用している実例です。
ログインする時は新規サイトのアカウントとテンセントマイクロブログのアカウント両方が選べます。テンセントマイクロブログアカウントでログインすれば、会員の情報もテンセントと同期できます。そうすることで、情報登録というユーザーの手間を省けると同時に、ユーザーが持っている既存ネットワーク向けに、口コミも図りやすくなります。