日本以外の諸外国では、モバイルやQRコードの操作に慣れていないという観点はそろそろ変える時期となったかもしれません。隣の中国でも、いま観光ビジネスの情報化を取り組んでいる最中です。
モバイル普及につれて、中国の観光スポットも密かに電子チケット化を進めています。中には最も一般化されたのは【QRコード電子チケット】です。政府側の情報によると、今後三年、A級観光スポットから徐々に広めていきたいと言われています
【QRコード電子チケット】の仕組み
- 1.チケット販売サイトで予約・決済
- 2.登録した携帯にQRコードが届く
- 3.施設内の機械でスキャンしてチェックイン
杭州の観光地で、中国観光客がQRでチェックインしている様子、またQRコードや身分証明書両方が選べる。(中国の身分証明書はICチップ入)
チケット電子化のメリット
1.エコ(紙削減)
2.コスト削減(人件費など)
3.DB化(ユーザー情報が貯蓄されて、再利用)
4.効率上げる(チェックインは平均2秒)
これから来日する中国人ユーザー(高齢者除く)はモバイルとQRに慣れていると仮定できると、日本の観光業界もいろいろ新しい取り組みはできるはずです。
ただし日本の場合は、中国人ユーザーにとっては、海外になりますから、本国の端末を利用すると、インターネットの通信料が高いです。操作の不慣れが克服できるにしても、スポットにおいて、フリーでアクセスできるインターネットが整備されないと、壁は依然立ちはだかります。端末の貸し出しなどは、イマイチ問題を解決していないようです。