ドメインのSEOは通常重視されていないため、中国向けで常識とされている部分をご紹介します。
ドメインの種類はSEOに影響があるでしょうか
信頼されているドメインはSEOに良い効果をもたらします。ドメインの種類は確実にSEOに影響します。
どういうドメインが信頼されているかというと、eduとgovなど教育機関や政府が主体となる限定されたドメインです。当該ドメインのレンタル、転売ができないため、信頼されているドメインと見なされています。
通常企業としては上記ドメインを取得できないので、企業の場合、中国国内の常識では以下の順番になります。
.com>.com.cn>.cn
また可能な限りwhois情報はサイト上の情報と一致するようにしてください。サーチエンジンから評価されます。
ドメインの取得期間はSEOに影響するでしょうか
中国国内の認識では、古いドメインは新規登録のドメインよりSEO的に有利だとされています。つまり取得期間の長いドメインは評価されます。またドメイン契約期限についても、有効期限の長いほうが安定したサイトと見なされ、有利だと見なされています。
企業としては元中国関係のドメインをお持ちであれば、新規ドメインに転換するよりも元のドメインをそのまま利用したほうが有利です。また経済状況が可能な限り、契約年数も長くしたほうがいいです。
ドメインのネーミングはどうようにSEOに影響するでしょうか
SEOを考慮してキーワードの英語をドメインに埋め込むのは一般的なやり方です。日本国内向けでは、ローマ字の利用も盛んになりますが、では中国はどうでしょう。ローマ字に似ている、表音文字「ピンイン」というものがあります。キーワードの「ピンイン」をドメインに埋め込むのは一般的です。サイトのカテゴリ設計にも使われています。
例えばWWW.CAR.COM/truckのドメインとサブカテゴリがあれば、それを中国ピンインを使うとWWW.CHE.COM/kacheになります。百度のドメインのbaidu.comも実は漢字「百度」のピンインです。
企業オフィシャルサイトに英語とローマ字を使うのは一般的ですが、特設サイトやプロモサイトでは、中国ピンインのドメインを使って、特定のものやキーワードをアピールするのもよい方法だと思われます。