中国サーバー移転の憂鬱:香港事情


中国へのサーバー移転においてはさまざまな細かい対応が要求されます。特に日本と異なる特殊な国事情というのもあります。前回は日中間で異なるサーバー仮確認の常識を説明させていただきましたが、今回は香港事情を報告したいと思います。前回の記事


日本のサーバーがだめならば、香港のサーバーは早いでしょうか?

中国国内からのアクセススピードでいうと、恐らく以下の結果となります。
中国大陸>中国香港>日本、中国国内から日本へのアクセス、香港へのアクセスはどちらも中国大陸にとって国際帯域を使わなければなりません。バックボーンと言えば、中国~香港間のパイプは日本より太いので、ほかの要素を飛ばして考えれば、冒頭の結論になりそうです。

■香港に中国語サイトを置くメリットは何でしょうか?
まず中華圏をターゲットにしているサイト、つまり中国簡体字・繁体字を両方を持つサイトは香港に置いたほうがコストパフォーマンスが高いです。香港、台湾、中国大陸、シンガポール、東南アジアそれぞれの地域をそれなりのスピードでカバーできます。

次に中国大陸でのICP申請などややこしい作業を省くことが可能です。現時点香港でのホスティングはICPライセンス・登録は不要です。

■香港事情というのはあるでしょうか?
はい、香港でも特殊な事情があります。中国大陸はギャンブル禁止のため、サッカー、競馬、宝くじなどのギャンブルサイトは香港でホスティングしているケースが多いです。つまり上記のようなサイトがイベントを行うときに、中国大陸からアクセス殺到というのも予想されます。よって、一部のIDCの回線麻痺さえ起こってしまいます。中国人としてちょっと何とも言えないお恥ずかしい国事情です。

香港サーバー