旬の媒体と連動したキャンペーンが得意なユニクロですが、日本で話題になったあの「ラッキーライン」キャンペーンを中国にも持ち込みました。ということで、ユニクロ中国のラッキーラインに私も並んでみました。
キャンペーンは12月23日までなので、時期的には「クリスマス」シーズンに向けたものです。目標は1,000万人参加ですが、現在サイト上の参加者はすでに36万5584人に上りました(12月13日昼時点)。評判は上々です。http://www.uniqlo.cn
日本と異なっているのは利用した媒体です。日本ではツイッターを利用していましたが、中国では人気SNSの人人網を選びました。ツイッターが中国でブロックされているせいもあるかもしれませんが、他に新浪とテンセントQQのマイクロブログもあるのに、なぜSNSを選んだのかは謎です。クリスマスに家族や友人にプレゼントを贈る慣習を利用する点は一緒ですが、キャンペーンの口コミ効果・人脈効果で判断した時に、いま中国ではSNS>マイクロブログという結論に至ったのでしょうか。それともユニクロのキャンペーンに便乗して、「人人網」の会員数も増やせるという、「政治」的な取引でもあったでしょうか?
プレゼントの企画も盛りだくさんで、効果の最大化を図っています。2日間おきに中国オフィス族に人気のiPadとiPhoneを目玉賞品として抽選でプレゼント、合計1,000人に記念Tシャツをプレゼント、実店舗で使えるクーポン券も配布、最後のラッキーナンバーで旅行券・人気商品も当たります。
・目玉賞品で興味を引く
・Tシャツで一緒に参加できる喜び
・クーポンでリアル店舗と連動
・ラッキーナンバーでモチベーションを維持
ユニクロはすごく細かい企画を考えていますね。
オフィシャルサイトのほかに、人人網と一緒に共同キャンペーンサイトも立ち上げました。人人網のオフィシャルアカウントを開設し(12月14日現在ユニクロのファンは65,754名)、お得意のバイラルビデオを流すと同時に、当選者写真、ユーザーの声などユーザーとインタラクティブな交流を図っています。
http://page.renren.com/600464042/index