日経ネットの記事によると、「銀聯」カードの日本国内での利用が急拡大しています。2008年には、100億円を突破する勢いです。つまり、2008年には訪日中国人観光客やビジネスマンが日本国内で消費する金額は、100億円を超えるということになります。
訪日個人旅行の解禁、ビザ発行審査の緩和など、中国から撤退する日本企業数と反比例して、日本国内における中国向けビジネスは今後、益々加速するのではないでしょうか。皆さんが気づいているかどうか分かりませんが、今年から関空の免税店で中国語が話せるスタッフが増えました。たまたま入った店でも、5~6人の中国語が分かるスタッフがいました。多くの中国人が買い物をしている証拠です。
中国国民が一度に海外に持ち出せる外貨額は、5000ドルまでという制限があります。「銀聯」カードがデビューする前、海外での買い物は大変でしたが、「銀聯」カードの発足によって、銀行残高の範囲内で即時決済ができ、高額の買い物もしやすくなりました。
実際に、中国国内では「銀聯」カードの普及率は非常に高く、10億枚以上だと言われています。「銀聯」カードの決済方式は国民生活に浸透しており、一人で複数枚の「銀聯」カードを持つのが当たり前となっています。
中国の銀行が発行するキャッシュカード「銀聯(ぎんれん)カード」の日本国内での利用が急拡大している。決済金額は2007年度に40億円と06年 度の約5倍に膨らんだ。利用者である中国人の来日が増え、カードを利用できる加盟店も1万店を突破。うちビックカメラは決済金額が10倍以上に増えた。決 済業務を手掛ける三井住友カードによると、08年度の決済は100億円を突破する勢いという。 銀聯は中国の銀行が共同で運営し、日本では05年に利用が始まった。中国は5000米ドル相当の外貨しか現金では国外に持ち出せない。銀聯を使えば高額でも銀行残高の範囲内で即時決済できるうえに、日本では消費税が非課税になる店が多い。(引用:日経ネットの記事)