IBM:解析市場に注力


2010年6月22日のIBMオフィシャルサイトのプレスリリースによると、IBMは自社のビジネス・アナリティクス戦略を強化するため、Web解析のリーディングカンパニーCoremetrics社を買収しました。

以下、ウェブマーケティング関連のポイントを抜粋させていただきます。

■顧客と対話する経路は複雑化する傾向があり、迅速な対応が求められる

Webサイトから携帯アプリケーション、eメール、ソーシャル・メディア・サイトにいたるまで、デジタル化された顧客と対話するための経路はますます複雑なものになっています。企業は顧客のブランド体験の強化に常に力を注ぎ、市場の変化に迅速に対応して差別化していかねばなりません。

■顧客との関係は今後一層経営者に重視される

IBMが実施した2010年のCEO Studyでは、今後5年間で顧客へもっと近づこうと考えているCEOは88%、顧客ニーズに対する理解をさらに深めたいと回答したCEOは82%、自社のビジネスにいっそうの可視性を求めるCEOは85%となっています。

■顧客と企業の初接触はネットに移行する傾向

企業にとって関連するビジネス情報がWeb上で刻一刻と生み出されています。今日では、消費者が製品やサービスの初めての接触は、全体のうちの70%がオンラインで発生しています。

■リアルタイムで得たインテリジェンスをパーソナル化された販促に利用

Coremetricsのソリューションにより、製品やサービスへの消費者の感想についてのインテリジェンスリアルタイムに提供する効果的なマーケティング・キャンペーンが実施できるようになり、お客様はマーケティング費用に関して事実に基づいた的確な判断が下せるようになります。その結果、マーケティング部門では掘り下げられた消費者洞察が得られ、消費者がブランドと接触するさまざまなチャネル全般にわたってパーソナル化された提案、販促、その他のセールス・インセンティブを展開できます。

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昨年Adobe(アドビ)がOmniture(オムニチュア)を買収したニュースも思い出させます。

世界的な流れとして、大手企業が解析サービスを重視するようになった理由は二つあります。
1.企業と顧客との接点はオフラインからオンラインに移行しつつありますので、それに応じた新たな顧客情報収集ツールが求められます。
2.オンラインのマーケティングを行うには、リアルタイムに近い迅速な対応とパーソナル化された提案が必要なので、そういった要望を満たすツールが必要になります。

中国市場においてGoogle analyticsは汎用的な要望を満たすことは可能ですが、百度統計という百度が出した解析サービスもこの流れで、中国ローカライズされた機能と百度広告との連携を売りに徐々に影響力を拡大しています。こちらについては、今後別途紹介させていただきます。