易観国際がまとめた《2008年第1四半期中国検索エンジン市場》報告によると、2008年度第1四半期の検索エンジン運営企業の収益は9.22億元に達しました、春節による長期休暇と大雪被害の影響により、3%減の結果となりました。
出典:易観国際
出典:易観国際
2008年度第1四半期、各検索エンジン運営企業の動向は以下の通りです:
百度今期の収益は減少気味ですが、依然市場の60%以上のシェアを占めています。サービス面では、娯楽频道(エンターテイメントチャンネル)、新規ビジネス、経済サービスなどを開始しました。また、金山ソフト有限公司との提携により、百度セキュリティセンターが正式に稼動することになりました。IMソフト百度Hiと百度音声検索も試用段階に入り、さらに、中国網絡通信集団公司と提携した「霊通の道」という携帯メール検索業務や、中国国際放送局を含む全国15局の放送局と提携した「放送局連盟」のオンライン聴取サービスをスタートしました。業務開拓面では、CNNIC(中国ネットワークインフォメーションセンター)のCNドメイン認証、登録サービス機構となり、Omniture、Haier(海爾集団)とも戦略的なパートナー関係を結びました。
Google中国(谷歌)の今期四半期の市場シェアは上昇傾向にあります、これは、劉充をグローバル副取締役に任命、代理店による業務発展制度を推進し、代理店経由の収益が増加しているからです。サービス面においては、異郷にいるユーザーが随時国内交通状況を把握できるよう、「春運交通図」(春節休暇による交通ラッシュための特別輸送体制)をリリースしました。また、新年の挨拶メールを検索できるサービスの発表、巨鯨ミュージックサイトとの提携でミュージック無料視聴及びダウンロード、サービスサイトのリニューアルなどの動きがありました。
yahoo中国は企業体制や戦略に対して調整を行いました。検索事業部を廃止し、P4P業務運営企画を全てアリババグループに委託する一方、広告連盟業務の運営をアリママに譲りました。これらの影響を受け、Yahoo中国の今期の業績は期待に答えられず、シェアが下がる結果となりました。