北京正望の統計データによると、2008年の中国の検索エンジン市場で、yahoo中国はついに4位に後退し、トップ3に入れませんでした。
代わりに3位についたのは、大手ポータルサイト捜狐傘下の検索エンジン「捜狗」です。
今回の調査は北京、上海、广州など中国経済の中心地のほかに、大連(大连)、天津、青島(青岛)、南京、杭州、廈門(厦门)、深圳、7つの経済が比較的発展している地域、石家庄、郑州、武汉、長沙(长沙)4つの中部地方の省都と西部の重鎮、重庆、成都、西安をターゲットにしています。
面白い事実として、経済中心地→経済発展地域→中西部地方中心地の順番で、百度のシェアが拡大して行きます。経済発展地域では、Googleに対しての評判はよくなったものの、やはり情報リテラシー、教育のレベルの高くない経済後進地域では、百度が圧勝しています。Google中国が中国でシェアを拡大するには、中国人の感覚に合った、ローカライズされたサービスが必要です。
検索エンジン | 読み方 | 北京、上海、広州の検索エンジン市場の変動 | |||
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北京 | 上海 | 広州 | 平均 | ||
百度 | バイドゥ | 63.5% | 57.1% | 63.2% | 60.9% |
グーグル | 24.1% | 32.5% | 22.2% | 27.0% | |
捜狗 | ソウゴ | 3.6% | 2.8% | 3.1% | 3.1% |
雅虎 | ヤフー | 2.0% | 2.4% | 8.4% | 2.4% |
その他 | ー | 6.9% | 5.3% | 8.4% | 6.6% |
合計 | 100% | 100% | 100% | 100% |
出典:北京正望