本ガイドラインは中国百度が2011年に発表したSEOガイドラインに基づき、多言語ウェブサイトSEOの視点から、弊社の経験も加味したものです(これからもアップデートします)。一番ベーシックな情報を並べる形になりますが、皆様のご参考になれれば幸いです。
■目次
ドメイン申請
百度ガイドライン
- 簡潔なドメイン:
できるだけ簡潔なドメインを採用すると、記憶に残りやすい- 連想させるドメイン:
ドメインはサイトのテーマと名称を想起させるものを採用、会社名称・商標・商品など- ドメインの種類:
百度SEO上では、ドメインの種類は影響しない、ただ.com、.cn、.netなどよく見られるものは覚えやすいし、信頼されやすい
弊社補足:ドメインに関して、以下も知っておいたほうがいいかもしれません。
- 数字ドメイン:
中国語サイトはよく数字なども使います。ポータルサイト網易(163.com)、ナビサイト好123(hao123.com)などが有名です。 - ピンインドメイン:
中国語漢字もアルファベットで表示することができます。ハイアール(haier.com)のドメインは漢字のピンインになります。百度はピンイン検索もサポートされているので、その分有利になります。 - CNドメイン:
こちらは残念ながら、2010年以後現地法人がないと、取得できない状況になりました。
ホスティング
百度ガイドライン
- ホスティング業者:
実力のある業者を選択する。小規模の業者は安定性を保つため、Baiduspiderブロックすることもある。よって関連業者にホスティングしたサイトは百度にインデックスされなくなる。- プランの選択:
サイトの規模にあわせて適切なプランを選ぶ。特に共有サーバーの場合、複数のサイトホスティングしているため、安定性、スピードに欠けているプランはBaiduspiderのクロール作業に影響する。- ターゲッティング:
ターゲットユーザーの所在地域にあわせて、適切な回線を選ぶ。中国では回線によって、カバーする地域も異なる。
弊社補足:ホスティングに関しては、中国語サイトを現状日本国内にホスティングしている企業様が多いようです、以下のことをご留意ください。
- GFW:
Great Firewall of Chinaとして知られているインターネットのゲートウェイにより、中国からのアクセスはすべて中国政府の検閲を受けています。 これによって、日本にホスティングしている企業様はその分SEO上も不利になります。 - 南北問題:
中国で有名な南北問題があります。詳しくはこちらへ - ICP:
中国国内へのサーバー移転は一つの手になりますが、しかし、中国国内のウェブサイトはICPライセンス制度を実施しており、現状現地法人がいない企業様には、ICPの取得は相当難しいです。 - CDN:
日本でホスティングした場合、コンテンツデリバリネットワークを利用した加速方法もありますが、その場合、本家サイトのURLとの一致性、データが置かれている配布ポイントのIPなども注意しないと、Baiduspiderクロール作業の邪魔になります。