百度:ドキュメント共有サービスリリース


11月14日に百度は新しく百度ドキュメント共有サービスをリリースしました。ドキュメント共有サービスと言えば、Googleドキュメントをまずは思い浮かべます。Googleドキュメントは画期的なサービスであり、今回の百度のサービスと名前も近いですが、両者を比べてみると、本質的な部分でかなり違います。具体的にどういう相違があるのかを簡単にレビューさせていただきます。

機能性

百度のサービスはより多くのユーザーに利用していもらえるように「共有」機能を重視しています。

Googleのサービスはマイクロソフトに対抗してネット上で直接できるドキュメントの「編集」機能を重視しています。

百度のサービスは共有されたドキュメントを直接操作できませんが、中国ユーザーが資料を見つかりやすいように、検索機能の使いやすさ、ドキュメントのカテゴリ構造、オンラインプレビュー機能などを最優先にしました。Googleのサービスはほぼネット上のオフィスという感覚になります。ドキュメントを直接ネット上で開け、遠隔地で複数のメンバーが同時に編集できるすごい機能も提供しています。

中国ユーザーのニーズ

中国ユーザーの立場からいうと、編集はデスクトップのオフィスで十分です(皆様がご存知の理由で、中国では大多数のユーザーがオフィスを無料で使用しています)。ネット上で同時に編集するニーズも薄いようです。ユーザーにとっては、素早くネット上で参考になる資料を見つければ十分、ということになります。

百度は中国人ユーザーの思考回路を知り尽くしているので、参考用の資料が見つかりやすいように、そして役に立つかどうかをすぐ判定できるように機能を充実させています。中国ローカルの市場ではユーザーは百度のサービスを選ぶでしょう。

Googleのサービスは相変わらず機能性が高いのですが、中国ユーザーにとってはニーズが薄い部分に注力しているので、グローバルの市場においては人気になるとは思いますが、中国ではまたも百度の勝ちになりそうです。

百度ドキュメント共有サービス

サーチエンジン市場競争の二の舞になりそうです。

ユーザー行動から見る百度がgoogleに勝つ理由