広告の数値は変わらないのに、アクセス解析で、訪問数が落ち込んでいる……そんな場合、どうしたらいいのでしょうか。今回は、中国百度広告運営上でよくある落し穴をご紹介します。
各社の担当者は、まずCPC、UV、PV、滞在時間などの広告のKPIに注目していると思います。ただ、中国環境では、さらに重要なデータがあります。注意しなければ、広告費用の無駄使いに繋がります。それはリーチ率(到達率)です。
なぜ中国環境はリーチ率が重要なのか?
ユーザーはリーチする前に離脱しやすいです。つまりユーザーが広告クリック後(広告課金)、訪問スピードが遅い、サイトが開けないなどの理由で、途中でブラウザを閉じてしまうことです。広告費用は消費されるのに、実際の広告効果は0になってしまう非常に残念な結果です。中国環境でこの問題がより厳しいのは、中国ではさまざまな外国サービスをブロックしているからです。たとえばサイト上に埋め込んでいるGoogleマップ、サイト内検索、facebookなどのコードがアクセスを遅らせる理由になりかねないです。ブラウザがこれらを読み込んでいる途中に、ユーザーがブラウザを閉じて、離脱してしまう可能性があります。
解決方法
テストしかありません。百度統計の解析結果を元に、リーチ率を観測、もしもリーチ率が正常でなければ、サイト上に埋め込んでいる各コードを洗い出し、影響が大きいと思われるコードをはずします。もしくは代用プランを起用します。