サイトのアクセス数が少ない
サイトのコンバージョン率が低い
これらはネットショップ運営者に共通する悩みですが、下記のリサーチ結果が、その悩みを解決するヒントになるかもしれません。「中国のネットショッピングユーザーは商品を買う前になぜ検索するのか」の調査結果です。
出典 IResearch
- 商品の値段が高く、比較する必要がある(68.3%)
- ブランドの数が多く、比較する必要がある(66.2%)
- 商品機能が複雑で、リサーチする必要がある(50.3%)
- 同ブランドの商品情報を収集するため(46.0%)
- サイト上の商品説明を確かめるため(44.2%)
- 商品利用者のコメントを知りたい(43.8%)
- 一番買いやすい店を探すため(28.5%)
- その他(0.2%)
冒頭の問題を解決したければ
アクセス数を増やすための対策
これほど検索エンジンが盛んに利用されている現状に鑑みれば、検索エンジン連動型の広告(百度、Google)、特定の商品に特化したポータルサイトの検索連動型広告などの予算を増やすことが近道です。検索エンジン対策(SEO)も有効だと思われます。
コンバージョン率を高めるための対策
上記統計に共通するキーワードは、「比較」「情報収集」です。リテラシーの高くなったユーザーを、サイト運営側がごまかすことはもう不可能でしょう。彼らが探したい情報、利用したい機能をサイト運営側が提供できなければ、コンバージョン率があがらないのは当然です。逆に、中国の実情も考慮し、以下のようなコンテンツを追加・改善できれば、効果はあるかもしれません。
- サイト内同一商品の値段比較
- 同商品の時間軸における価格推移
- 同類商品のブランド別比較
- より詳しい商品の説明(画像が多ければ多いほどよい)
- 商品紹介ページに同ブランドの関連商品リンク集
- 商品紹介ページにユーザー同士がコミュニケーションできる掲示板
- ユーザー所在地までの送料表示
- 複数決済方法の一覧表示
- サイト内検索における商品・ブランド・値段・地域に関わる属性を強化