中国ウェブデザイン:欧米風デザインとの違い


多言語ウェブ制作の現場で、欧米風のデザインを使用して中国語サイトを作る場合がよくありますが、その際に注意しないといけない違いをまとめました。

BMWサイトの実例を交えて説明させていただきます。

bmw

上図の左側は英語版、右側は中国語版です。同じコンテンツを配置する場合、以下のことが必ず生じます。

  • 中国語の同じ文章は英語より短くなる
  • 縦に並べると漢字はアルファベットより長くなる
  • 中国語の行間は英語より狭く見える

これらの問題への対策を採らない場合、閲覧上の問題はなくとも、デザインの全体的な雰囲気と美感を損ないます。

bwm

上図でわかりますように、改行も大きなポイントです。英語は単語毎の長さが異なりますので、自然にリズムが出来上がり、改行もきれいに見えます。しかし中国語になると、改行するところも同じで、単語のリズムもないため、一つの塊になります。配慮しないとかなり見辛いです。

  • 中国語の単語間にスペースはない
  • 中国語の改行は揃ってしまう
  • 漢字はリズム感がない

上記に挙げたもの以外に、英語と比べると中国語には以下のような不利な点があります。

  • デフォルト表示のきれいなフォントが少ない
  • きれいに表示できるフォントのサイズが少ない
    (12pxからクリアに見えるが、奇数のサイズ指定はアンチエイリアスの効果がよくない)
  • 斜体は見にくい

以上のような特徴と違いがあるので、欧米ベースのデザインとレイアウトが必ずしも中国語に適しているとは限りません。運用時はくれぐれもご注意ください。