中国の「価格.com」と言えばわかりやすいかもしれませんが、中国向けのB2Cはこれから一つ選択肢増えます、それはアリババのB2Cサーチエンジン「etao.com」です。
中国語のわかるサーチエンジン「百度」、買い物のわかるサーチエンジン「etao」、今度両者はB2Cの分野で激突しそうです。下記データでわかるように、C2Cの市場ではアリババのtaobao.comは圧倒的な強さを誇ります。対してB2Cの市場では、アリババのtmall.comは約半分のシェアを抑えており、また伸びる余地があります。今度アリババはetaoに注力することによって、B2C市場の同業他社を圧迫する一方、百度リスティング広告収入も影響されると予想されます。よって、中国国内いま大変騒ぎになっています。B2Cのトップスリーのほか2社はすでにetao.comのスパイダーをブロックと明言しています。
2011年Q3中国C2C市場トップスリー
- taobao.com 90.5%
- paipai.com 8.9%
- eachnet.com 0.6%
出典:@IResearch
2011年Q3中国B2C市場トップスリー
- tmall.com 50.9%
- 360buy.com 18.6%
- suning.com 3.4%
出典:@IResearch
2011年Q3中国サーチエンジンシェアトップスリー
出典:@IResearch
日系企業の選択肢
etaoのインデックス対象は主に三つがあります。
- タオバオのデータ
- パートナー企業のB2Cサイト
- その他インターネットから収集したデータ
etaoのインデックス対象店舗は今後タオバオのリスティングサービスも利用できると言われているので、「独自B2Cサイト+タオバオリスティング集客」というやり方も選択肢になりそうです。ただし、インデックス対象になりたければ、アリババの決済サービスや配送サービスも付いて来そうですね。後言うまでもなく、検索結果の上位に表示したければ、タオバオに広告費も納めなければ。。