台湾のサーチエンジン市場での地位をさらに強固にするため、9日に「Yahoo奇摩」はFirefoxを開発するMozillaと提携することを発表しました。Firefoxの中に「YAHOO奇摩」のサービスを予め組み込みます。提携する内容は、Firefox 3.0中国語繁体版ブラウザのインターフェースの中に、ニュースやビデオなどYahoo!台湾の各種サービスにリンクします。MozillaにとってはGoogle以外の業者との初めての大規模提携となります。
世界では地域によってサーチエンジン市場に違いがあります。アジアではGoogleの占有率がそれほど高くありません。台湾では「Yahoo奇摩」がリードしている形です。Mozillaは上記のような新しい提携方式を通じて、新しいビジネスモデルを模索しています。
Net Applicationsによると、Firefoxの全世界でのブラウザシェアは20%近くになっています。マイクロソフトのInternet Explorer(IE)は7割以上を占めています。しかし、Mozilla は6月中旬のFirefox 3.0のリリースによって、3000万人のユーザーを増やしました。そのうち、25万が台湾のユーザーです。「YAHOO奇摩」との提携を通して、台湾マーケットの占有率を引き上げようとしています。