会社の「顔」としての中国語webサイトを把握するために
中国人消費者がインターネットで情報を探す際、また、中国企業が取引先情報を得る際、参考にするのは企業の中国語webサイトです。
日本国内同様、中国においても中国語のwebサイトは会社の「顔」として重要な役割を果たします。その中国語webサイトの「ユーザーからの評価」を把握するのは非常に大切なことです。 現状の中国語webサイトの問題点や不具合をあらゆる角度から分析し、中国語webサイトとして本来目指すべきゴール(目的)と現実のギャップを客観的に把握することで、改善ポイントがより明確なものとなります。 リニューアル前には現状の中国語webサイトのレビューを行い、何をどう改善したらいいのか、明確なイメージを持つことをお奨めします。
まずは標準レベルに。
ウェブサイトにはアクセススピードなどインフラに関わる面から、ページ構成、ナビゲーションなど構造に関わる面、さらに画像やテキストなどの表現面など多くの要素が詰め込まれています。
最終的にはそれらを全て整えていく取り組みが必要ですが、まずは中国現地から、中国人にサイトを一度でもチェックしてもらう事は、取り組むべき最優先事項です。
海外で見かける、妙な日本語文章やフォントの不自然さに日本人以外気づかないのと同じく、日本人からは自然な中国語サイトと見えていても、中国人が現地から見ると、「遅い」「表現が(間違ってはいないけれど)不自然」「問い合わせフォームが使えない」「フォームより無料電話はないのか」などと、ポロポロと指摘が出てくる可能性があります。
派手さが足りない、などといったデザインレベルの話は将来の改善ロードマップに組み込むとして、中国語表現やフォント選択、問い合わせ周りの指摘事項は、信用と引き合いに直結する内容です。
ライバルの中国企業は、すでに派手な広告を打ち、SNSでプレゼントキャンペーンを実施し、と先んじているかも知れません。しかしまずは、自社の本体サイトが逆に自社ブランドを損なうような出来になっていないか、という手元の部分からチェックをしていく事をお勧めします。