百度向けのサーチエンジン対策は非常に難しいですが、最適化の方法がないわけではありません。中国百度をご利用する方はご存知だと思いますが、同社の百科サービス「百度百科」はよく検索結果の上位に出てきます。すなわち「百度百科」自身の百度SEOが参考になります。もちろん百度の自社サービスなので、その分優遇されているのもあるかもしれませんが。
以下百度百科のSEO対策のいくつかの特徴をかんたんにまとめます。
1.百度SEOにはdiv&cssは重要か?
百度百科のソースを見る限り、div&cssで作られていますが、構文は非常にルーズで、tableを交えることもしばしばです。ヘッダにjsなど直接書かれているものもよく見かけます。結論として、可能な限りdivとcssのコーディングを採用したほうがいいですが、それほど厳密にする必要はありません。
2.百度自社サービスタイトルの繋ぎ目は特殊?
タイトルタグは結構重要視されています。簡潔でわかりやすいのは高ポイントです。タイトルとサイト名の繋ぎ役はアンダーバーというのは意外でした。例「建国大业_百度百科」。この特徴は百度のほかのサービスにも見られます。
3.百度SEOにはMETAタグがいらない?
これも目から鱗が落ちる結果となりました。ディスクリプションとキーワードの設定は一切ありません。百度オフィシャルガイドの説明では、「ディスクリプションとキーワードを詳しく設定してください」というアドバイスがあったのに、百度自社のものはこのざまです!さすがとしか言い様がないです。
4.H1などのHTMLタグの最適化は?
ソースを見ると、H1は非常に重要だと思われます。また各タイトルにもちゃんとH1~H3を使っています。また強調タグはstrongでではなくbを使っています。
5.画像はaltではなくtitle!?
これまた意外でした。画像にはaltをつけてなくて、titleタグをこまめに入れてきました。Googleと百度両方の対策したい場合、画像にaltとtitle両方いれたほうがよさそうです。
6.内部リンクと外部へのリンク
百科サービスということもあり、内部・外部へのリンクは結構多いです。適切に内部リンクの構造を設計すれば、百度からも評価されるようです。また外部へのリンクは当該ページの評価を下げることが懸念されていましたが、適度であれば、特に問題なさそうです。