P&Gは最近中国での営業戦略を変えています。どのように販売量を拡大するかではなく、12~18歳の中国の青少年にP&G製品に慣れてもらう方向に転向しています。同じように、中国の最大手検索エンジン百度(Baidu.com)は青少年向けの検索サービスをリリースしました。中国の若い世帯をターゲットにしています。中国では、P&Gは日用品市場の、百度はサーチエンジン市場の、それぞれの領域の覇者と言えます。両者は企業の長期的な繁栄を見据えてユーザーの育成に力を注いでいます。
上記の百度の新しいサービスは主に二つのサービスにより構成されています。
一つは「ナビサービス」です。英語勉強、ゲーム、科学知識、子供の歌、アニメーション、親チャンネルなどのカテゴリがあります。もう一つは「百度知道」と連動するQ&Aサービスです。その中に勉強広場、科学研究、パソコン常識、歴史、芸術と文学、ホームルームなどのセクションがあります。
百度は「中国語の分かる検索エンジン」を自負していますが、「中国人の心の分かる」検索エンジンの言い方のほうが正しいかもしれません。しっかり親と青少年の心をつかむサービスを出しています。