中国語サイトの直帰率が高いという悩みを抱えるウェブマスターは数あると思います。コンテンツの見直し、デザインリニューアルなどあの手この手を使っても、一向に改善が見られないです。そこにほ中国事情という落とし穴がありました。中国国内からのアクセススピードです。
以下の文章をご覧になるには、Google Analyticsを利用した経験などアクセス解析の基本知識が必要です。
直帰率とは
ウェブサイトに訪問した人が、入口となった最初の1ページ目だけを見て、サイト内の他のページに移動せずにサイトから離脱(ブラウザを閉じたり、他のサイトに移動してそのサイトを退出すること)してしまう割合。
インターネット広告用語辞典より
通常直帰率が高い理由は
- デザインがユーザーのティストに合わない
- コンテンツはユーザーの見たいものではない
- アクセススピードが遅い
上記ようなものが多いですが、いろいろある中、
直帰率の高い理由はスピードが遅いことをどうやって特定するでしょうか?
アクセス解析ツールと、弊社開発のアクセススピード測定ツールを利用すれば、スピードの問題かどうかを特定できます。
以下Google Analytics(以下GAと略称)を例にアクセス解析直帰率の見方を説明させていただきます。
- 1.GAを開いていただき、当該中国サイトをお選びください。
- 2.左メニューにある「ユーザー」をクリックしてください。
- 3.ユーザーのサブメニューにある「地図上にあるデータ」をクリックしてください。
- 4.よりクリアの結果を得るため、右上の「アドバンス セグメント」にある「新規ユーザー」をお選びください。
- 5.次の設定は図をご参照ください。
■スピード問題のあるサイトAの場合
上記のようにセッション数の多い中国主要都市の直帰率はサイト平均値以上になる現象があれば、恐らく測定したサイトの中国からのアクセススピードは結構問題になります。
なぜかというと、中国主要都市のインフラは比較的によいので、それでも平均より直帰率が高いわけですから、スピードの要因が大きいではないかと思われます。実際に上記サイトのスピードを測ったところ、スピードはかなり遅かったです。
■スピード問題のないサイトBの場合
では、スピード問題のないサイトの解析結果はどのように見えるでしょうか?
各主要都市の直帰率はバラつきを見えますが、全体的にいうと平均値を下回っている都市が多いので、スピードの問題は決定的な要因ではないと判断できます。
測定ツールを利用して測定した結果は上記を証明しました。