温家宝首相、中国ネットユーザーとチャット

LINEで送る

2月28日、温家宝首相は中国政府網(中国政府のオフィシャルサイト)で中国のネットユーザーとオンラインチャットを行いました。

3月に開かれる中国両会(全人代、政協)を控え、ネットユーザーの世論への影響を考慮して行ったイベントだと思われます。

上記イベントは、中国ネットユーザーの間で大変関心を集め、チャット開始前の段階ですでに10万を超える首相への質問が集まっていたといわれています。実際に、それらの質問に個々に答えるのは事実上不可能ですが、中国政府がネットユーザーを重視する姿勢として捉えたほうがいいかもしれません。

温家宝首相の発言を引用します。

两会”前夕,我非常高兴同大家进行在线交谈。我一直认为群众有权利知道政府在想什么、做什么,并且对政府的政策提出批评意见,政府也需要问政于民、问计于民,推进政务公开和决策的民主化。今天的在线交流应该是一次谈心,或者说用心谈话,就是把真实情况告诉大家,倾听群众真实的声音。

※中国政府網より

訳:両会を前にして、オンラインで皆さんと交流できて、非常に嬉しく思います。民衆は政府が考えていること、取り組んでいることを知る権利、そして政策に直接意見を述べる権利があると、私は思います。政務公開と意思決定の民衆化を推進するため、政府としても民衆に政策の妥当性を確認し、民衆を政策提案に参加させる必要があります。本日、このオンラインでの交流は、国民と心の交流です。皆さんに真実をお伝えすると同時に皆さんからの真実の声をお聞きできる良い機会だと思います。

中国総理ネットユーザーとチャート

LINEで送る