日本でマイクロブログと言えば、「Twitter」になるでしょう。しかし中国現地でマイクロブログと言えば、飯否(fanfou.com)が圧倒的に人気です。飯否(fanfou.com)がなぜ生き残ったのかというと、中国一般ユーザーでも使いやすくローカライズされた「twitter」を開発したからです。海外発の理念・革新と中国ネットユーザーの需要をマッチングする作業は非常にセンスが必要なものです。飯否(fanfou.com)ローカライズのワンシーンを見ていきましょう。
比較される機能(友達をフォローする機能)
Twitter日本語版の場合
ユーザー名や名前で検索する機能しかありません。
飯否(fanfou.com)の場合
ユーザー名や名前で検索する機能以外、インスタント・メッセンジャーサービスQQ、MSN、GTalkやEメールの連絡先から、友達が登録しているかどうか自動的にチェックできる機能を備えています。MSN、Gtalkなどは日本のユーザーでもイメージできますが、QQについてはアクティブなユーザーは3.4億人とも言われている中国では最も人気のあるメッセンジャーサービスです。普通の中国人にとっては、新しい人との出会いや友達・仕事仲間と連絡するため欠かせない生活道具です。少なくとも中国ではそういう機能があるとないと使いやすさが大分かわります。
クローンサービスはローカライズの観点から見ると勉強できるものも多いです。