CNNIC2008年度の調査報告によると中国のサーチエンジン利用ユーザーは中国インターネット利用ユーザー全体より収入水準も高く、ビジネス価値が高いという結果が出ました。
所得水準
現在中国の検索エンジン利用ユーザーのうち、月収が1000元(日本円15,000円)以下のユーザーは約40.8%、1001~2000元(15,000円~30,000円)は約25.9%、2000元(約3万円)以上は全体の約33.3%を占めています。検索エンジン利用ユーザーの収入水準はインターネット利用ユーザー全体より高い消費能力を有していることがわかります。
学歴
現在、検索エンジン利用ユーザーは主に若者が占めています。30歳以下が70.1%です。しかし、以前と比べて、30歳以上のユーザーは徐々に増えて来ています。学歴構成から見ても、学生が占める割合は31.7%、非学生ユーザーのうち、高卒学歴は約30.3%、次に専門学校、大学卒で、それぞれ28.8%と25.1%です。データからわかるように、中高年齢層のユーザと高卒学歴のユーザーが占める割合は著しく増加しています。これは、近年来の中国ネットユーザーの激増及び中高年齢層のユーザが占める割合が増え続けていることに関連しています。
全体的にいうと低所得→高所得、低学歴→高学歴、低年齢層→中高年齢層の変化が見られます。ウェブ業界にとっては中国サーチエンジン対策(中国語SEO)や中国サーチエンジン連動型広告(中国SEM)の本番はこれからです。