21日の現地ニュースによると、中国政府をバックに持つCNNICがマイクロソフトと組むことを発表しました。マイクロソフトは最新のブラウザIE8に中国語アドレスをサポートする機能を搭載しました。
マイクロソフトの狙いはもちろんIE8のシェア拡大ですが、現在他にも攻勢に出ています。CNNICとの提携だけではなく、中国国内の大手プロバイダー、ホスティング会社とも提携して、IE8での互換性を無料でサポートするサービスも同時に発表されました。
マイクロソフトの目的はわかりやすいですが、CNNICの思惑は不明です。一説には英語の苦手な中国国民が母語でアドレスの入力ができるようにすることによって、更なるインターネットの利用者数の拡大を狙っていると言われています。
個人的な感想ですが、英語のアドレスは、中国人としては覚えにくいのは確かです。例を挙げてみると、中国のポータルサイト新浪に行くのに、周りの人は直接アドレスバーに英語のアドレスを入力するよりも、百度の検索ボックスに漢字を入力して、検索結果から飛ぶ人のほうが 圧倒的に多いです。(百度人気の理由の一つ)
英語が基準となるインターネットの仕様は欧米圏外の人々にとって使いにくいものですが、中国現地企業、中国に進出した外国企業とも徐々にそれを認識し、少しずつ変わってきています。