ベイン・アンド・カンパニーのレポートによると、2012年米中両国のEC売上規模は、中国2,124億ドル、アメリカ2,287億ドルになりますが、直近3年間、中国の平均伸び率は71%、対してアメリカは13%です。中国EC市場の売上は年内にアメリカを逆転して世界一になる見通しです。
“It’s a massive change. It just means you need to be on the web, whether you like it or not, Whether you’re an online player or an offline player, you need to have a meaningful, credible presence on the web.”
これはひとつの大きな変化になります。好きか否かに関わらず、ウェブ関連の取り組みは必須になります。オンラインプレヤー、オフラインプレヤーの両方とも、ウェブ上で意義のある、信頼が出来る存在を構えなければなりません。
by Serge Hoffmann(ベイン・アンド・カンパニー)
上記の通り、中国企業にとっては、特に小売業は、ECについて行かなければ、取り残されます。すでにネットショップを開設し、実店舗を閉鎖する所が出るなど、結構シビアな状況になってきました。アリババのデータでは、現在、小売業の売上は約6%がEC関連ですが、10年後、この数値は50%になると予測しています。
大手電器量販店「国美」は、この変化に対応するため、今年上半期で35の実店舗を閉鎖し、今後はEC販売により注力すると発表しました。
日本にも進出した「ハイアール」ですが、タオバオモールに出店することをきっかけに、2013年上半期ECの売上は6.33億元まで伸ばし、昨年同期の1.06億元より500%増になります。
企業さんにとっては、ECは「先進的な」チャレンジから、やらなければ取り残される「必須な」取り組みになりましたね