Twitterのプロモーション事例はすでに色々と紹介されていますが、今回、中国のマイクロブログプロモーション事例を紹介させていただきます。
2010年中国で最もホットなマイクロブログサービスと言えば、新浪傘下の「囲脖」(中国語名)になります。中国フォード、中国Dell、vanclなどの中国企業もこれを利用し始めました。以下は中国フォードの事例です。
■目的:
2009年の広州モーターショーに合わせて自社製品の認知度を拡大させる
■実施期間:
2009年11月18日~11月30日
■成果:
フォロー者7000人(現在は21165人) | コメント4088件 | 転載1943回 | pv数100万回 |
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■仕組み
ステップ1:フォロワーにプレゼント。
(フォロワーを増やすため)
ステップ2:フォロワーを対象としたコンテスト
(写真部門と記事部門に分かれていますが、写真と記事の投稿を促す)
ステップ3:コメント賞と景品付きQ&A
(コメントを促す、人気維持)
イベントとしてそこそこ成功しています。中国国内においては先駆けのチャレンジという位置づけになりますから、イベント終了後の反響も大きかったです。
プロモーションする媒体として、マイクロブログは中国国内では以下の点で評判になっています。
- 1.情報の発信が便利
- 2.バイラルと連動するプロモに向いている
- 3.インタラクティブな双方向なコミュニケーションができる
- 4.コストが比較的安い
- 5.有名人との相性がいい、効果が拡大しやすい
- 6.企業のイメージ形成に向いている
- 7.取引以上の顧客関係を構築できる
以上がいいところですが、一般論ではマイクロブログのプロモ応用はリスク管理、成果評価などの面で難しいとされています。フォード事例から見ると、反省点としてはバイラル企画と連動しなかったこと、有名人を起用しなかったこと、発言をキャラクター化しなかったことなどが挙げられます。これらを使えば一層効果が出たと思います。