4月6日ケンタッキーは中国各地で「秒殺」されました。Taobaoと共同で行った「秒殺」イベントは失敗に終わり、不満を持った客は各地の店に押し寄せました。
今回TAOBAOと提携した「秒殺イベント」は先着で落札した100名の客に、ケンタッキーの半額商品券を配る企画でした。TAOBAOとケンタッキーの名前だけあって、失敗するはずのないプロジェクトですが、「不可能のない中国」では、失敗するはずのないプロジェクトも失敗するのです。100枚だったはずの半額券が大量に市場に出回り、店頭では半額券を持った客が殺到しました。イベントはやむを得ず急遽停止されました。ケンタッキーは現地警察に通報し、原因の究明を急いでいます。
商品の時間限定値下げはTAOBAO上では「秒殺」と呼ばれています。「早いもの勝ち」、中国人に受けのいいプロモーション手法ですが、油断すると今回のようなことになってしまいます。リアルと連動する企画は慎重に検討する必要があります。
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taobao秒殺店の秘密
上に政策あれば、下に対策あり