2007年末、中国ビデオ・動画配信サービス業界に激震が走りました。中国広電総局は「インターネット動画配信サービス管理条例」を発表したのです。中国広電総局は中国の映画やテレビの公衆放映内容の審査・管理する国家機構ですが、2008年1月31日より上記条例が発効します。
条例の主な内容は以下です。
- ネット動画配信サービスの運営者は国有企業、また国有持ち株会社に限定
- サービスを開始するには、中国広電総局の許可書が必要(有効期限3年)
- 情報産業部のインタネット接続許可書が必要
2007年、中国国内では「ラストコーション」をはじめ、R-18の映画が多く上演されました。放映内容は中国広電総局により一部カットされたものでしたが、 ネット動画配信サービスによって、非公開であるはずのカット部分が多く出回りました。このことが引き金となり、今回の規制に繋 がったと思われます。これは、中国の民営ネット動画配信企業にとって大きなダメージです。
中国最大手のネット動画配信サービス
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